2024年06月30日

Netatalk 3.2.1 の configure スクリプトがおかしいので修正

セキュリティ修正を含む Netatalk 3.2.1 がリリースされましたが、configure スクリプトが生成する Makefilelibgcrypt のリンクを記述してくれないので、以下のパッチを macros/libgcrypt.m4 に適用してから ./bootstrap を実行してください。
--- ./macros/libgcrypt.m4.ORG	2024-06-29 14:58:36.000000000 +0900
+++ ./macros/libgcrypt.m4 2024-06-30 14:05:49.174875397 +0900
@@ -8,7 +8,7 @@
netatalk_cv_libgcrypt=$withval)
if test x$netatalk_cv_libgcrypt != x ; then
LIBGCRYPT_CFLAGS="-I$netatalk_cv_libgcrypt/include"
- LIBGCRYPT_LIBS="-L$netatalk_cv_libgcrypt/lib"
+ LIBGCRYPT_LIBS="-L$netatalk_cv_libgcrypt/lib -lgcrypt -lgpg-error"
else
PKG_CHECK_MODULES(LIBGCRYPT, [libgcrypt >= 1.2.3],
ac_cv_have_libgcrypt=yes,

開発元に連絡したところ、どうも自分のところの特殊すぎる環境のせいである可能性があって一般的な環境ではこのパッチは不要かもしれないけれど、適用しても問題はなさそうなので採用されるみたい。
uams_dhx2_passwd.so of netatalk-3.2.1 does not link libgcrypt via configure #1174
https://github.com/Netatalk/netatalk/issues/1174

2024-07-07 10:50 追記

3.2.2 で修正されていることを確認。
posted by yamaga at 16:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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